9月26日から国立新美術館で開催されている「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」では、テクノロジーを活用し、画家の思考を追体験できる新しい形の絵画展示が行われている。
画家が描かなかった風景をAIが再現
フランスの画家ピエール・ボナールの展覧会に、日本経済新聞社の日経イノベーション・ラボとカヤックが共同開発した新たな展示装置「Art Immersion Technology」(AIT)が導入された。AITは、絵画で切り取られた以外の「画家に描かれなかった風景」を人工知能(AI)で描き出し、プロジェクションマッピングを使って、360º絵画に没入できる空間を作り上げる。
この取り組みは、展示される絵画の"鑑賞"を"干渉"へと変換することがコンセプトになっている …
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