昨年12月に米国SPACE Xの本社前に挑戦的な広告を出して話題を呼んだ、ロボットベンチャーのGROOVE X。そのプランニングを担当したのは、昨年電通ヤング・アンド・ルビカムから移籍した、コミュニケーションディレクターの布施優樹さんだった。
GROOVE Xからイーロン・マスクへ挑戦的な広告展開
ソフトバンクで「Pepper」を開発していた林要さんが立ち上げた、ロボット開発会社「GROOVE X」。開発中のロボットの姿かたちや機能は現時点でまだ示されておらず、期待と関心が寄せられている。
そんな中、2018年12月に「LOVOT™」(ラボット/LOVEとROBOTを掛け合わせた造語)という名称が発表され、イーロン・マスク率いる宇宙ベンチャー「SPACE X」の本社前に突如、GROOVE Xの看板広告が出現した。その文面は「Dear Elon, Our ambition is mashi-mashi as yours.」。「マシマシ」はイーロンが日本に訪れるたびに通うと言われるラーメン二郎の大盛りを指す用語で、火星移住という大きなビジョンを目指すイーロンに「私たちのビジョンはあなたと同じぐらい大きい」とメッセージを送るものだ。
また、林さんの古巣であるソフトバンク本社がある汐留にも「いま世界に必要なのは、ロボットじゃないのかもしれない。けれど、、、」と想像をかき立てる広告を掲出している。さらに、LOVOTのティザームービーも公開され、2019年の発売に向け、世の中の期待ムードを高める結果となった。
- 企画制作/CC+サン・アド
- 企画制作/TOKYO+CC
"Why"のビジョンづくりから参加できることに魅力を感じて移籍
これら一連の広告クリエイティブを担ったのは、元電通Y&Rのクリエイティブディレクターで、現在はGROOVE X コミュニケーションディレクターの布施優樹さんだ …