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越境クリエイターの働き方

国境を越えて協業するクリエイティブスタジオ

Death of Bad

ジェイ・ウォルター・トンプソンのECDを務めていた曽原剛さんと、アメリカでTwitterやGoogleなどのキャンペーンを手がけてきたCDのジョン・ランカリックさんが今年2月、新会社「Death of Bad」を立ち上げた。日米のCD2名による、これまでになかった形のクリエイティブスタジオだ。

曽原剛(そはら・ごう)(左)
博報堂入社後、ロサンゼルスのTBWA\Media Arts LabでAppleの仕事を手がけ、グローバルクリエイティブチームの主要メンバーとして活躍する。2014年よりJWT Japanのエグゼクティブクリエイティブディレクターに就任。2018年よりDeath of Badにて活動開始。

Jon Lancaric(ジョン・ランカリック)(右)
ニューヨークのMotherやGoogle Creative Labにてクリエイティブ兼ディレクターとして活躍。その後、TBWA\Media Arts LabにてクリエイティブディレクターとしてiPadのローンチなどを手がけた。2015年よりDeath of Badの名前の元、さまざまなプロジェクトを開始。2018年からDeath of Badを日本にも拡大。

日米2人のCDによる新会社

曽原剛さんとジョン・ランカリックさんは、ロサンゼルスのTBWA\Media Arts Lab(Appleのエージェンシー)時代のチームメイト。曽原さんがジェイ・ウォルター・トンプソンに転籍した後も何度もプロジェクトを共に手がけてきた、気心の知れたパートナーだという。

新会社を作った理由を、曽原さんは次のように説明する。「大きなエージェンシーにいると、必然的にクライアントの規模も仕事の規模も大きくなります。しかし、最近のスタートアップやテック系企業のスピード感を見ていて、僕らの仕事は実はそこにマッチするんじゃないかと考えたんです」。

特にスタートアップは、日本の企業がアメリカで事業を展開したくても、最初から大きなエージェンシーに初期投資できる体力がある企業は少ない。それよりも、軽やかに動いてくれる人たちが求められているはず。そうしたニーズに応えたいと考えた …

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