賃貸住宅の建設事業と不動産事業を中心にグループで展開する大東建託は、「生きることは、託すこと。」を新しいブランドメッセージに決定し、3月20日より企業CMシリーズをスタートした。このシリーズは俳優の中井貴一さんが声を務める猫のキハチの目線で展開されており、俳優 大杉漣さんをはじめ5人と1匹で構成される家族の何気ない日常の様子を描いている。
今回のCMのために同社は社内にプロジェクトチームを立ち上げ、1年半の時間をかけて実現へと歩を進めた。実施に至った経緯について経営企画室 広報CSR課 課長 和賀直さんは「就職売り手市場の中で、いい人材を集め、企業価値を高めていくためには大東建託として、人の心に響くブランドイメージを発信していく必要性を感じていました」と話す。そこで電通のコンサルティング部門と共に、社内外でのイメージ調査とその整理をし、あるべき姿とありたい姿をまとめていった。
調査で判明した社外からのイメージは、「営業」や「土建屋」という印象が強かった。賃貸建物というターゲットが限られた市場から事業をスタートし、現在ではエネルギー事業や介護・保育事業などにも取り組んでいることから「日常生活に寄り添う企業」というイメージを浸透させていきたいと考えた。
CMでは「内容がさりげなく大東建託の事業に結びつき、事業ブランドに良い影響を与えることを重視しました」と和賀さんは話す ...