ソフトバンクは、2017年1月より学生向けキャンペーン「SUPER STUDENT」を開始した。それにともない、テレビCMの「宣言」篇、本編の「学校」篇の放映がスタート。今回より、広告新キャラクターとして世界で人気を誇る実力派シンガー ジャスティン・ビーバーさんを起用している。
これまでのイメージを刷新するキャスティング
たくさんの学生が集まる中庭を、スマホを片手に広瀬すずさんが歩いていく。大型液晶ビジョンに映るジャスティン・ビーバーさんと英語で挨拶を交わし、「スマホ」と「グローバル」が、学生にとって身近な存在であることを伝える。ソフトバンクは「学割ってる(がくわってる)?」を合言葉に、新CMの放映を開始した。
1月20日から放送された「宣言」篇は本編のティーザーだ。2月16日から放送された「学校」篇では、ジャスティンさんが、「学割ってる?」と生徒に声をかけながら教室をまわり、ピコ太郎さんなども加わりながら、スマホから楽しい世界が広がっていくことを伝えている。
多くの通信会社は、1月から5月にかけて、学生向けのキャンペーンを行うが、その内容はキャンペーンプランの詳細や金額を打ち出すことが多い。他社と違いを出すことを意識し、なおかつソフトバンクユーザーの学生が他社より「スーパー」だと表現するためにはどうすればよいか。
同社のCMを手がけるシンガタ クリエイティブディレクター 佐々木宏さんと打ち合わせを重ね、これまで長く続いてきた「白戸家」シリーズと違った新しいイメージを打ち出す企画になるよう、進めていった。
「スーパー」感のある映像で他社との差別化を図る
ジャスティンさんの起用は、ソフトバンクの企業イメージと、彼のイメージが合致している点が多いと感じたからだという。「佐々木さんとも相談をし、にぎやかで、やんちゃなところもあるけれど、実力派でみんなに好かれている、そんな彼をぜひ広告の新キャラクターにしたいと考えました」とコミュニケーション本部 部長 小林孝司さんは話す。
同社 社長へプレゼンする際には、事前に他のキャラクター候補とともに学生が多く集まる原宿 竹下通りや大学などで街頭アンケートを実施した。ジャスティンさんの人気は根強く ...