デザイン・アート・広告賞今月の展覧会&コンペティション
グラフィックトライアル2016
ポスター
第一線で活躍するクリエイターと凸版印刷のプリンティングディレクターが協力してグラフィックデザインと印刷表現の新しい可能性を探り、ポスターとして結実させる試み。11回目となる今回は、異なる人や文化、技術や知識が縦横無尽に行き来する交点こそ新たな創造の源と捉える〈crossing:横断、過渡、交差〉がテーマ。新島実、アラン・チャン、えぐちりか、保田卓也の4人が挑戦した。
グラフィックトライアル2016 | |
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印刷博物館 |
大竹伸朗/時億
Time Memory/Edge 22, 2015, Mixed media,
100.5x71cm ©Shinro Ohtake,
Courtesy of Take Ninagawa,Tokyo
絵画、写真、立体、コラージュや音楽パフォーマンスなど多彩な表現を用い、日本の現代アートを牽引する大竹伸朗。本展は大竹が時間と記憶の考察として2011年から制作し続けてきた「時憶」シリーズを日本で初めて紹介。それぞれさまざまな場所で異なる時期に作り出された「時の断片」としての紙片を「記憶の層」に見立て、その風景の中に「時間の記憶」をあぶり出すことをテーマにしている。
大竹伸朗/時億 | |
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TAKE NINAGAWA |
言葉をモチーフに現代の浮世絵を考える
デジタルプリントによる狐塚康己作品展「Kotoba to E」
ポスター
言葉やビジュアル、商品開発のアイデアを解説した書籍『図説アイデア入門』の著者・狐塚康己の初個展。慣用句がビジュアルと密接な関係にあることがわかるコーナーでは、使い古された言葉がビジュアルによって新鮮さを取り戻す。逆にビジュアルアイデアが先にあり、言葉(タイトル)がそれに意味をもたせていく作品群は、タイトルの重要性がテーマ。パロディ作品の展示では歌川広重、葛飾北斎が現代に甦り、初音ミクが時代を遡る。
言葉をモチーフに現代の浮世絵を考える デジタルプリントによる狐塚康己作品展「Kotoba to E」 |
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東京堂ホール |
特集上映「アート・ドキュメンタリー特集 ―表現する者たち―」
『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』
『氷の花火 山口小夜子』 ©KAZOU OHISHI
『もしも建物が話せたら』 ©Wim Wenders
建築、ファッション、絵画などアートの世界を捉えたドキュメンタリー映画6作品を3週間にわたって上映。上映作品は、ヴィム・ヴェンダースが製作総指揮を務めた『もしも建物が話せたら』、1970年代から世界的に活躍したモデル・山口小夜子のドキュメンタリー『氷の花火 山口小夜子』、『写真家ソール・ライター急がない人生で見つけた13のこと』など。会期中は『氷の花火 山口小夜子』の松本貴子監督らのトークを実施する。
特集上映「アート・ドキュメンタリー特集 ―表現する者たち―」 | |
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ユジク阿佐ヶ谷 |
オノ・ヨーコ展「硝子の角」
"A CLOUD SHOVEL",1971/2015, Glass,
Overall Dimensions:17.8×17.8×30.5㎝,
ed.6 ©Yoko Ono
"KEYS TO OPEN THE SKIES", 2016,
Glass,Background:19.1×25.4×1.9cm,
Keys:11.4cm,ed.6©Yoko Ono
鍵、ハンマー、シャベルをモチーフとした、2014 ~ 16 年制作のガラスのエディション作品と、2003年パリ市立近代美術館で行われたオノ・ヨーコの個展「Yoko Ono Women’s Room」にあわせ出版された書籍「Spare Room」のテキストを …