IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

           

BRAIN'S BRAIN

私たちは未来の一部だから

Stephen Smith

ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では、「FUTURE」をテーマに彼らが制作したビジュアルとオフィスや仕事を紹介していきます。今月号の表紙を飾ってくれたのは、Stephen Smithさん。イギリスを中心に、イラストレーター、アーティストとして活躍しています。

――表紙のアイデアについて教えてください。

表紙の「FUTURE」という単語はシンプルな色使いにし、力強いタイポグラフィーを使って表現したいと思いました。これらは全て手描きです。そして、表紙という空間の中に住む人々と文字とのバランスを考えて、描きました。

――どのようにしてこのアイデアは生まれたのですか。

だって私たちは未来の一部だから…。そうであって欲しいですよね!この作品では、キャラクターたちが文字と楽しそうに響き合っているところが気に入っています。

――日本の広告やデザインについてどう思いますか。

私は日本でさまざまなクライアントとたくさんの仕事をしてきましたが、いつも業界が元気で活気に満ちているのがいいなと思います。

Stephen Smith

Q1. What is the idea for this cover?

I wanted to use a strong typographic approach with simple colours for the word "future" for the cover. All of this was drawn by hand. The letters were then balanced by the characters and people that inhabit the cover space.

Q2. What made you come up with the idea?

Because we are part of the future... hopefully !I liked the way the characters in the piece interacted with the letters.

Q3. What do you think of japanese advertisement and design?

I have worked quite a bit in Japan with different clients and have always loved how energetic and vibrant the scene is.

01 アトリエの様子。


02 Royal London Hospital Whitechapel Dental Ward


03 Origin Coffee Taster Card
04 VEGAS


05 Hand drawn typo-graphic advert for Bilanz“Start Me Up!”


Stephen Smith
イギリスを拠点にするイラストレータ兼アーティスト。2000年からNeasden Control Centre 名義で活動している。これまでにGestalten社から2冊のモノグラフの書籍を出版。さらに、幅広い分野での共同出版にも寄稿している。最新作は、Gestalten社『The Age of Collage Art, Contemporary Collage in Modern Art』。また、サイトスペシフィックなインスタレーションの展示も行っており、これまで参加した展覧会にオランダMU「More with Less」展、韓国Nam June Paik Centre では「Now Jump!」展、イギリスBaltic Centre for Contemporary Art 「Spank the Monkey」展がある。Unknown Fields Division (Architectural Association)でチェルノブイリ、アラル海、バイコヌール宇宙基地への現地調査旅行に関わるアーティスト・イン・レジデンスでも活動していた。ロサンゼルスとポートランドで開催された「Semi-Permanent Conference」やベルリンで開催された「Pictoplasma」を含む学会やカンファレンスでも作品を発表。
2014年、Calarts(California Institute of the Arts in Los Angeles)にはBFA グラフィックとイラストレーションの生徒へのワークショップの講師として、Manchester Metropolitan University にはV&A とPeoples History Museumのコーデイネーターとして招聘された。

無料で読める『本日の記事』をメールでお届けいたします。
必要なメルマガをチェックするだけの簡単登録です。

お得なセットプランへの申込みはこちら

BRAIN'S BRAIN の記事一覧

私たちは未来の一部だから(この記事です)
自分の未来は自らの手でつくる
ベルリンから見る、日本は未来。
ポピーの花から考えた未来
ブラシで描く「未来の自分たちの姿」
イメージメーカー ジョージ・ダグラスが描くデザインの未来

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
ブレーンTopへ戻る