ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では、「FUTURE」をテーマに彼らが制作したビジュアルとオフィスや仕事を紹介していきます。今月号の表紙を飾ってくれたのは、Giulia Garbinさん。ロンドン在住のアートディレクター、グラフィックデザイナー、イラストレーターです。
――表紙のアイデアについて教えてください。
この表紙のアイデアは、「自分の未来をあなたが信頼できる人の手に委ねなさい。まさしくそれはあなた自身の手にほかならない」という言葉から導き出されたものです。この絵は墨汁で紙にドローイングしました。
――そのアイデアはどのように生まれましたか。
人間の身体と数値的な均整についての古い本と出会い、このカバーのアイデアはそこからインスパイアされました。
自分の未来は自らの手でつくるものだと、私は考えています。
――日本の広告とデザインについてどう思いますか。
私は2014年に東京に行きました。そのとき、日本のデザインと文化に刺激を受けました。日本とヨーロッパのデザインには大きな違いがありました。個人的には特にパッケージデザインの繊細な技術が印象に残っています。もっといろいろなものを見つけに、また日本に行きたいですね。
Giulia Garbin
Q1. What is the idea for this cover? and how did you make it?
The idea behind the cover refl ects the quote “Put your future in good hands - your own”.Indian ink drawing on paper.
Q2. What made you come up with the idea?
I came across an old book about human body and numerical proportions, the cover was inspired by that.
I like to think that the future is something that I can shape with my hands.
Q3. What do you think of Japaneseadvertisement and design?
I went to visit Tokyo last year, I was inspired by Japanese design and culture.
There is a big contrast between japanese and european design and advertisement,I was particularly impressed by the craft in packaging design.
I hope I can come back to discover it more soon!
06 Present Exhibition Poster ロンドンデザインフェスティバル2015のためのポスターデザイン。インドのストリートチルドレンのために家を建てるお金を調達することを目的に制作されたもの。
Giulia Garbin Giulia
Garbin はロンドンをベースにするグラフィックデザイナー、イラストレーター、アーティスト。イタリアトリステ出身。ポルトガル、スイス、オランダのブランド・デザインカンパニーでキャリアをスタートさせた。2013年にロイヤルカレッジオブアート(RCA)を卒業。ペンギンブックス、RCA、ファクトリバプール、AAH、フューチャーシティのような企業や団体の編集や展示デザインなどを中心に仕事をしている。ミラノ・Millennials graphic design exhibition、サンパウロ・AGI International Posters Exhibition、リバプール・Type Motionなどの展覧会に参加。現在はサウスロンドンに住み、STUDIO PSKのパートナーとして仕事をしている。