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新潮社とサザビーが協業した 「衣食住+知」のショップ

東京・神楽坂に「la kagu」がオープンして4ヶ月あまり。新潮社とサザビーリーグがパートナーシップを組んだショップとしても、話題を呼んでいる。異質な2社の協業は、どんな風に行われ、どんな場を作ったのか、聞きに行った。

01 外観の設計デザインは、隈研吾建築都市設計事務所。昭和40年代に建てられた本の倉庫をそのまま活かしている。



02 1階のフロア。



03 フードキュレーターに「LONG TRACKFOODS」の馬詰佳香さんを迎えたカフェ。

神楽坂に根ざしたお店を作る

サザビーリーグ(以下、サザビー)が、神楽坂に新しい業態を作っていることは、随分前から耳にしていた。それが、昨年10月にオープンした「la kagu(以下、ラカグ)」。地下鉄東西線神楽坂駅の階段を昇っていくと目の前に現れる、倉庫みたいな一軒家だ。前面にある大きな階段をのぞみながら中に入ると、簡素だけれど質のいい空間に、セレクトされた服や雑貨が並んでいる。大きなテーブルやソファが配されたカフェもある。奥の階段を上がっていくと、服や家具、書籍などが置いてある。暮らしを取り巻くさまざまなモノが、総面積962.54平方メートルという大空間の中に配されている。一見すると、今、流行りのライフスタイルショップに見えなくもないが、じっくり巡ると、ユニークな視点がスパイスみたいに見え隠れしているのがわかる。お話をうかがったのは、サザビーリーグの営業統括室事業開発部でプロジェクトマネージャーを務める前田亮介さんと、同部で「ラカグ」のクリエイティブディレクターを務める安藤桃代さんだった。

もともとここは、昭和40年代に建てられた新潮社の倉庫で、神楽坂という地に縁(ゆかり)を持つ新潮社がどこかと協業しようということから …

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