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ifs未来研究所、いよいよオープン

川島蓉子

第2回:東京・外苑前の青山通り沿い、伊藤忠ビルの隣りに、飲食店やアートギャラリーが軒を連ねる「シーアイプラザ」がある。この一画に、私自身が所長を務めるifs未来研究所が、サロンを構えた。この発端から開くまでのドタバタ騒動や、オープン後の推移などについて、3回にわたってレポートする。発端篇に続き、今回はオープンイベント篇である。

01 外苑前シーアイプラザで行われた未来研サロン「お披露目会」の様子。「WORK WORK SHOP」のロゴがかかげられた。

「面白い場を作ること」
「新しい関係を作ること」

サロンを作るにあたって目指したのは、「面白い場」と「新しい関係」、この2つを作ることだった。いくつかの企業が実験を行いながら、人と人が交流する場を作ること、さまざまな情報発信を行っていきたいと、以前から考えていたからだ。

「面白い場」とは何なのか“新しい商品や新しいサービスの実験”、地方の伝統工芸をはじめ“商品の意図を見せて伝える場”、クリエイターなどが“作品を発表する場”などを想定していた。それも、一方的に展示する、見せるのではなく、必要と思われる人に声をかけて来てもらい、主催者がきちんと説明する。場合によっては、トークショーを行って聴衆とディスカッションする。つまり、意図をきちんと伝えて反応を汲める、確かなつながりを作っていくそんな場を意図したのである。

一方、「新しい関係を作ること」については、分野、世代、年代を越え、多様な人たちが交流できる場を作ろうと考えた。経営者とクリエイター、編集者と企業人、異なる分野の企業人同志、東京の人と地方の人、ニッポンの良さの発信など、新しい人と人のかかわりをオープンでフェアな環境で作ろうと思ったのである。仕事柄、さまざまな場を訪れると、何となく業界の壁ができている、それをできるだけつなげる、興味を持った人が誰でも訪れる場があったらいいと感じていた。一年前に行った未来研サロンのお披露目会には、約400名もの人が集い、楽しそうに談笑し、互いを紹介し合っていた。そんな場を恒常的に作ることができたら、少しは皆のお役に立つのではと、勝手な夢を抱いていたのである。

コンセプトは「働くにワクワクを!」

理想ばかりが先立っても ...

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