あの人はどう考えているの?その時もっとも気になる質問に対して、複数のクリエイターに回答していただくコーナーです。
Q.外国人に案内したい、とっておきの日本の街を教えてください。
羽山潤一(はやま・じゅんいち)
DEJIMA GRAPH デザイナー/アートディレクター
A.長崎県雲仙市
ツーリストの皆さんの旅の疲れを癒せる場所として、長崎県雲仙市をおすすめします。雲仙市は明治時代に外国人の保養地として栄えた街。いたるところに湧き出る温泉。日本初の国立公園に指定された美しくダイナミックな自然。その当時と変わらない魅力が生きる街です。農業もさかんなので、美味しい地のものが食べられますよ。
伊藤敬生(いとう・たかお)
電通九州 アートディレクター
A.長崎県西彼杵郡高島町端島 通称「軍艦島」
わが故郷長崎にある「軍艦島」は、石炭採掘のために作られた東西160m・南北480mの人工島です。最盛期の60年代には、5000人以上の人が日本初の高層鉄筋アパートに暮らし、人口密度はなんと東京の9倍!世界一の人口密度を誇っていました。まさに日本の近代史を、外国人にディープに感じてもらえる最も象徴的な場所。炭坑閉山から30年。世界遺産暫定リストに入り、この夏には世界で話題の実写版『進撃の巨人』の撮影が行われるそうです。