あの人はどう考えているの?気になる質問に対して、複数のクリエイターに回答していただくコーナーです。
「広告」「広告界」をテーマにコンテンツをつくるとしたら?
石井朋彦(いしい・ともひこ)
プロダクション・アイジー/スティーブンスティーブン プロデューサー
A.『ボーダーランド』(ドキュメンタリー映画)
広告以上に時代を雄弁に語るものはない。大衆心理に最も近い、本音に直結したメディアだからだ。本作では、異なる世代が一台の車に乗り込み、日本を縦断。広告にテーマを絞り、同じ釜の飯を食いながら、各地域において広告が、人々にどのような影響を与えているのかを取材し、日本という国を、広告によって表現する。「僕らはなぜ、わかり合えないのか?」――その答えを、ドキュメンタリー映画から生まれる広告作品によって導きだしたい。
島崎昭光(しまざき・あきみつ)
螢光TOKYO クリエイティブ・ディレクター/放送作家
A.『ヤスばあちゃんのチラシ』(朝の連続テレビ小説)
それは1枚のチラシから始まった。世話好きおばあちゃん・前田ヤスが、パソコン好きの孫と作った町内会チラシが評判になり、弱小広告会社のクリエイティブ・ディレクター(CD)に大抜擢。洗剤メーカーの競合コンペで大手広告会社のカリスマCDと対決することに。ヤスは、地元仲間とネットを駆使して、町を挙げた一大キャンペーンを企画していく。そんな人情広告ドラマ(笑)。