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デザインのロジカルプレゼン

デザインのロジックにはかけ算の飛躍が必要

石井原(ネアンデルタール)

石井 原

ネアンデルタール

いしい・げん
博報堂、風とバラッドを経て2011年ネアンデルタールを設立。ビームス「恋をしましょう」、日清カップヌードル「SURVIVE!」、宝島社企業広告シリーズなど。
http://www.neandertal.jp

「ロジカルにデザインを組み立てたり、プレゼンをしようと思ったことはない」と語るネアンデルタールの石井原さん。
まずゴールであるアウトプットのイメージをつかみ、後から理屈という名のハシゴを地面へと下ろしていく。
そこから飛躍したロジックが生まれ、デザインが予想外の驚きを生み出すのだという。

最初にゴールをイメージする

僕の仕事の多くは、オリエンを受けた段階で、その企画やアイデアが8割ほどは固まります。そこで見えているのは表現案というよりは、こういうことをやればいいんだというゴールイメージ。この課題が何を求めていて、どんな答えがふさわしいのかが、ぼんやりと見えるんです。

つまりデザインの組み立て方としては、土台から理屈をこつこつ積み上げて正しい答にたどり着くというより、まずいきなりアウトプットをイメージするわけです。どんな色がいいんだろうとか、どんな音楽が似合うんだろうとか、真面目な商品をあえて可愛くしたらどうなるんだろうとか、どんな手触りで世の中に伝わっていくのがいいんだろうとか。そういうふうに、頭の中で抽象的なイメージをかけあわせる遊びのようなところからはじめます。

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