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ご当地キャラ博士が解説!ヒットのツボ

ご当地キャラ×戦国武将 真田幸丸の今と未来

野澤智行(アサツー ディ・ケイ)

プロモーションや地域振興など、目的に応じた企業や行政団体によるキャラクター活用事例と、ヒットを生み出すポイントについて、キャラクタープロモーションの第一人者・野澤智行氏が解説します。

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4月26日に開催された「真田幸丸フェスティバルvol.5」での、真田幸丸と仲間キャラ、ファンによる集合写真。

大河ドラマ化で高まる期待

2006年3月に丸子町、真田町、武石村との合併で新たに誕生した長野県上田市は、かつて「蚕さんと都」と呼ばれるほど栄えた蚕糸業は衰退するも、千曲川など多くの河川による豊富な水量に恵まれ、水稲や野菜などの農業や、輸送関連機器・精密電気機器などの製造業が盛んな、県内では長野市、松本市に次ぐ人口約16万人の中核都市である。

上田市は、真田三代の歴史の舞台でもある。1583年に真田昌幸が築いた上田城の築城400年を祝ってスタートした「上田真田まつり」は毎年、上田合戦*1を再現した演舞や決戦劇が上田城址公園や中心市街地で繰り広げられる。1997年の新幹線開通や、「歴女」と呼ばれる女性たちが牽引する全国的な“武将隊”の人気もあってか、2014年は年間で6万3000人が来場するなど、高い集客力を誇る。

また、「上田真田まつり」の主役のひとりである真田幸村は、古くは「真田十勇士」、近年はゲーム「戦国無双」や「戦国BASARA」などの影響で、今も絶大な人気を誇る戦国武将である。

上田市街地にある、うえだ原町一番街商店会*2が、愛する故郷を明るく盛り上げるために誕生させたキャラクターが「真田幸丸」だ。大坂夏の陣で真田幸村がまとった六連銭・赤備え・鹿角の兜の格好良さと、ご当地キャラならではのゆるさを両立させたデザインで、2011年9月の「第30回上田真田まつり」にて着ぐるみをお披露目、2012年10月の「ご当地キャラまつりin彦根」で全国デビューを果たした。

2013年4月、「第31回上田真田まつり」の公式サブイベントとして開催された「真田幸丸フェスティバルvol.1」で、大ブレイク直後の …

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