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通信と放送が融合する時代のテレビCM活用

ますます注目されるCTV領域 放送と配信の統合バイイングの仕組みに期待

飯塚隆博氏(博報堂DYメディアパートナーズ)

博報堂DYメディアパートナーズ
AaaSビジネス戦略局 局長
飯塚隆博氏

1995年博報堂入社。初任はテレビスポット。その後13年メディアプラニングとプロデュースに携わり、約200社のクライアントのメディア・コンテンツ業務に携わる。その後、テレビスポットと動画を6年、さらにデータソリューションの開発/実装を3年経験し、2021年度から博報堂DYグループのメディアDXソリューションであるAaaSの導入推進を担当。

    Q テレビ広告の活用について広告主が抱えている課題・注目している領域とは?

    A CTVの他メディアとの統合的な活用と、そのKPI設定について課題感を持つ企業が多い。

    「テレビとデジタル、そしてCTVも含めてKPIをどう設計していくか」、そして「それらを統合する際、どのようなプラニング手法が適切か」というテーマの相談が増えています。CTVは、テレビCMの特徴であるテレビデバイスにより大画面で専念視聴されるという側面と同時に、デジタル広告の特徴である詳細なターゲティングができるという特徴も持ち合わせています。テレビとデジタル両方の属性を持つ新しいメディアであるため、広告主の皆さまはCTVの扱い方について課題感を持っています。

    このようなCTV黎明期にまず必要なアクションは、KPIになり得る各指標(例えばリーチ)に対して、CTVがどれほどの効果を持つかを定量的に把握する、そしてそれらをテレビやデジタルと比較できる形で可視化することです。“定量的に...

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