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通信と放送が融合する時代のテレビCM活用

テレビの効果を可視化できる時代 メディアごとの目的とKPIの再整理を

村井陽介氏(テレシー)

テレシー
取締役 CSO 兼 CCO
村井陽介氏

電通に入社後、コピーライター&コミュニケーションデザイナーとして企業のキャンペーンを数多く担当。社費留学生に選抜されMBAを取得。帰国後は海外の電通系ブランドエージェンシーの事業戦略立案を行い、15カ国30拠点の業績拡大に貢献。その後、電通と電通グループの社長秘書として中期経営計画の立案、ホールディングス体制への組織変革に従事。カンヌライオンズやACCなど国内外で数多くの賞を受賞。

    Q 広告主によるテレビ広告活用の潮流は?

    A 効果測定によりテレビ広告の役割と力が明確に。挑戦する広告主企業の間口が広がった。

    テレビ広告の活用の仕方で新しい潮流が生まれた、というよりは、テレビ広告の効果測定が当たり前になったことで、テレビ広告が持つ圧倒的なリーチ力や、認知、サーチリフト、ブランドリフトへの影響力が可視化され、その結果、改めてテレビ広告の役割とその力が明確になったように感じます。

    これにより、予算的な問題というよりも、説明責任という観点からテレビ広告の出稿に二の足を踏んでいた広告主がテレビ広告に挑戦をするようになりました。その中でも特に、これまでタクシーサイネージを中心にコミュニケーションを展開していた、BtoB向けのサービスを展開されている企業や、アプリダウンロード数や自社サイトへのアクセス数など、KPIをデータで取得可能な企業が新たにテレビ広告を活用するようになり、テレビを活用する...

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