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通信と放送が融合する時代のテレビCM活用

テレビ領域にも訪れたDXの波 注目のデータとその活用法とは?

吉田正寛氏(ビデオリサーチ)

ビデオリサーチ
事業ディビジョン 企画推進ユニット
PFビジネス推進グループ フェロー
吉田正寛氏

2008年ビデオリサーチ入社。主にメーカー等の広報・宣伝担当部署から、広告会社や媒体社営業担当部署をクライアントに、広告活動のプランニングや広告効果測定をコンサルティング、メディアの広告役割の観点から、次期広報・宣伝施策を第三者の立場でサポート。その知見や示唆の的確さに定評があり、延べ100社以上のお客さまを担当。企業からの個別相談も対応可。広告メディア・コンテンツ別にある固有の役割に関する研究を継続中。

    Q 広告主によるテレビ広告活用の潮流は?

    A DXによりテレビ広告を活用する企業規模も目的も広がった。

    DX視点でのテレビCM活用です。これには2つの視点があります。ひとつ目はCM枠の購入方法。SAS(Smart AD Sales)のようなCM1本から枠を指定して購入できる仕組みが注目され、同時に、商品サービスに最適なCM枠を可視化した上で購入する仕組みが、各広告会社からも展開されています。これによりスタートアップ企業やニッチターゲットの商品サービスでもCMを活用し、効果を出せるようになってきました。

    2つ目は、CM枠の選定アプローチの変化です。従来は量的観点、つまりCMがリーチする視聴者の多さに焦点が当てられていました。これも引き続き重要な指標ですが、新たな潮流としてターゲットの概念が加わってきています。これは...

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