有力企業の宣伝部長に聞く注力課題─赤城乳業/アサヒビール/アサヒ飲料/アットホーム 他
かつて日本企業のマーケティング戦略においては、マス広告が大きな役割を果たしてきました。しかし市場環境の変化を受けて、マス広告に留まらない「広義のマーケティングが必要である」という考えが浸透。テクノロジーの進化も手伝い、マーケティングのフィールドは広範化、複雑化の一途をたどってきました。
AIなど最新技術の導入によって、組織内のあらゆる場面で業務の自動化が進んでいる。この潮流は、宣伝部にも及んでいる。自社でAI開発も行い、なおかつマーケティング・コミュニケーションの仕事にも取り入れる、ソフトバンクの藤平大輔氏にAIが宣伝部の働き方をどう変えるのか、話を聞いた。
ソフトバンクで自社のデジタルマーケティングに携わるほか、他社のデジタルトランスフォーメーション支援事業の責任者も兼務する藤平大輔氏。同氏はテクノロジーの活用により、まず2つの視点でマーケティング部門の働き方改善を実践していると話す。ひとつはAIによるセグメント発見の効率化。もうひとつがRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)による業務の自動化だ …