ファネルの入り口部分、認知を獲得できれば、ある程度の売上が期待できるような時代ではなくなっている。認知のその先、購買に至るまでのミッドファネルの戦略を緻密に描いて実行することが求められている。最近、ミッドファネルに注力したマーケティング戦略を実施している、デルの田尻祥一氏に、その取り組みと狙いについて聞いた。
ボトルネックを見つけて投資配分を最適化する
パソコン・モバイル端末からシステムサービスに至るまで包括的なITソリューションを提供しているデル。その中でも田尻祥一氏はコンシューマー及び中小企業向け商品のマーケティングを統括。「ブランド力の向上と収益性を伴う成長の達成を目標に、投資効率の最大化を目指しています」と、その戦略を話す。
マーケティング投資効率を最大化するためにはファネル内の各ステージ別にKPIを設定。その上で、施策全体を通じてボトルネックとなっている個所をみつけ、投資が必要な場面を判断していく必要がある …
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