続くスポーツイベントの波に向けて
リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが終わり、いよいよ2020年東京オリンピック・パラリンピック(東京オリ・パラ)という機運が高まっている。2019年にはラグビーワールドカップ(RWC2019)、2021年には生涯スポーツの世界大会である関西ワールドマスターズゲームズ(関西WMG)が日本で開催される。この3年間には世界女子ハンドボール選手権(2019年熊本)、世界水泳(2021年福岡)がすでに決定し、これからオリ・パラのプレ大会の開催も決まっていく。
ウィンタースポーツでは2017年2月には札幌で冬季アジア大会が、2018年に平昌、2022年には北京でオリ・パラが開催されるため、日本国内での事前合宿も想定される。今、日本は過去に例のないほど国際スポーツイベントが連続して開催される。
こうした状況を受け、11月12、13日に開催された今年度のイベント学会研究大会は、スポーツを切り口に、イベントの枠を超えて社会変革につなげていくためのさまざまな視点から語られた。
レガシー創出に向けて
基調講演にはスポーツ庁の髙橋道和次長が登壇。国際メガスポーツイベントに期待するレガシーとして ...
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