不動産・住宅情報サイト「HOME’S」では今年、レスポンス獲得目的での動画広告を展開した。動画上にアノテーション(テキストリンク)を表示するという独自の方法で、サイトへの誘引を図っている。

動画第1弾「早くしないと」篇。同時に転勤が決まったサラリーマン2人。すぐさまホームズを使ってお部屋探しをしたかどうかで、その後の明暗が分かれる。
サイトへの集客方法の新手法として期待
HOME’Sでは、これまでもリスティング広告はじめ、趣向を凝らしたバナー広告や話題性のあるスペシャルコンテンツなど、ネット上で様々なサイト誘引策を展開してきた。
今回動画広告に新たに挑戦した理由の一つは、集客単価の高沸だ。ネット広告に参入するプレイヤーが増え、サイト誘引のコストが年々高くなっていた。もう一つは、テクノロジーの進化で今まで収集できなかった数値データが取得できるようになったこと。ラストクリック以外にも、広告効果を評価する指標を持てるようになった。新しい集客方法を探すべき時期が来ており、そこで、熱の高まりつつある動画広告に目をつけた。
「動画のビッグウェーブに、今、乗るしかないと(笑)。これから動画広告はより本格化していくと考えられますので、ここで他社に先駆けて、勝ちパターンを見つけようと考えました」とネクスト デジタルマーケティングユニット 橋本勝洋氏は話す。
動画を活用するにあたっては、まずは既存のレスポンス広告にCPA(顧客獲得単価)を近づけることを目標にした。さらに、アトリビューション分析(施策ごとの貢献度分析)により動画の特性を把握し、他の手法にはない動画ならではの独自の価値も見つけることが、今回の施策のミッションだ。
アノテーションを活用し視聴者にアクションを促す
動画広告を、明確にレスポンス広告として機能するようにするためのアイデアとして注目したのが ...