「たった2ケ月で、このカラダ。」のコピーとインパクトのある広告ビジュアルで知られるライザップは、従業員向けに動画を活用して、インナーブランディングや採用に役立てている。

各店のスタッフの仕事に密着取材した、ドキュメンタリー番組風の動画「the Polestar」。
事業の急拡大で企業理念の共有が課題に
マンツーマンの徹底指導でボディメイクに取り組むプライベートジムとして、右肩上がりで会員数と売上を伸ばしているライザップ。急成長に伴い、店舗数とスタッフの数が急増することで、課題となったのが、企業理念の共有だ。同社のプログラムは2カ月30万円と比較的高額であり、それゆえに、会員の期待値や要求も高くなる。顧客の満足度を高めるためには、トレーニング内容はもちろん、接遇などのサービス面でも、スタッフの意識とレベルの統一が求められる。
目標を明確化し、トレーニングとサービスのクオリティを維持するために、続々と加わる新人トレーナーに分かりやすく企業理念を伝え、浸透させる方法が求められていた。
そこで同社が昨年からスタートさせたのが、動画を使った珍しい取り組みだ。「当社では『ゲストに人生最高の体と自信、そして期待を上回る感動を提供し、生涯のパートナーであり続ける』ことを理念としています。事業が急拡大する中で、社長からこの理念が薄まってしまわないように、常にみんなが同じ温度感で仕事できるように、動画を使った取り組みをしてほしいと話があったんです」とRIZAP経営企画室マネージャー 市川航介氏はそのきっかけを話す。
各店のスタッフが出演
モチベーションが上がる動画
企業理念の共有を目的とした動画というと ...