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地域の注目企業の広告戦略

売上の約4%を宣伝広告費に「葬祭業は究極のサービス業」

ティア(名古屋市)

ティア
愛知県名古屋市に本拠を置く葬儀・法要事業会社。仏壇・墓石販売のほか生命保険の募集に関する業務も行う。直営会館は39店舗、フランチャイズの会館は32店舗となり、合計71店舗を全国に展開(2014年2月末時点)。

目指すは「業界規準の構築」

ティア(TEAR)は1997年に名古屋市で創業した、葬儀・法要事業やそのフランチャイズ事業を行う企業である。

葬祭業は人の死を扱う特別な職業であり、「お金の話は不謹慎である」という風潮が長い間あった。それゆえ遺族の大半は葬儀社が勧めるままに葬儀費用を決めていた。葬儀社は独自の料金体制を設けているため、料金にばらつきがあり、どの程度の金額が妥当なのか素人には判断しにくい。そういう旧態依然とした、よくない慣習が長きにわたり続いていた。その業界の常識を覆したのがティアの創業者で社長の冨安徳久氏である。

冨安氏は「葬祭業は究極のサービス業」と捉え、「葬儀費用の明確化」「人材教育によるサービス向上」「ドミナント出店による利便性の向上」という3つの戦略を基本方針に据え、顧客のサポートを第一に組織体制を整えてきた。その根幹にあるのは「葬祭業界に一石を投じ、消費者が安心・納得して利用できる、業界初のディファクト・スタンダード(業界規準)を構築したい」という強い思い。

同社では、葬儀プランによる料金やオプションの価格を明朗会計、トータルの葬儀代は業界平均を下回り、お値打ち価格を提示している。また、葬儀会館の見学や人形供養祭の実施、地域のイベント時に会場として開放するなど、地域の人がいつでも気軽に相談に来られる雰囲気作りを心がけている。元気な時に葬儀プランを検討する生前見積もりも推奨している。葬儀にかかる費用を生前に把握しておくことこそ、家族に迷惑や後悔をさせないことにつながると考えるからだ。

「最近は終活と言われるようになり、葬儀に対する意識も変わってきましたが、創業当時は、生前に葬儀の話をするのは不謹慎であると、当社が価格開示した時、批判をいう他社もありました」。

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