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地域の注目企業の広告戦略

モノからコトへ。福岡天神の文化・情報受発信基地「IMS」

イムズ

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イムズ
福岡のファッション、文化、グルメ、情報を発信する複合商業ビル。地下2階、地上14階のフロアのうち、地下2階から8階まではフロア中央に約40mの吹き抜けがあり、この空間を使った演出が季節やイベントごとに来館者を楽しませてくれる。

消費者とショップをつなぐ活動

イムズは商業施設の運営や管理を行う三菱地所のグループ会社である。

収益の柱となるのは本社のある福岡市天神の商業施設INTER MEDIA STATION(IMS)。天神地区は商業施設やオフィスビルが建ち並ぶ九州最大の繁華街である。その中でイムズは、1989年のオープン時から「文化・情報の受発信基地」というコンセプトを貫き、その認知は定着している。

現在、イムズでは"サークル活動"として、館内のショップ同士が連携した消費者参加型イベントを開催している。近しい分野のショップが協力することで、最終的に全体の集客につなげようという狙いである。

手芸材料を扱う3店舗による手芸部は一昨年8月に活動をはじめた。それまで個別に開催していたワークショップをまとめ、毎月約10回開講し、アクセサリーや小物作りを行っている。

ジョギングサークルは、4階をファッションと都心と自然との暮らしのフロアに改装したのを機に、ウエアを扱う3店舗が集結して一昨年に発足。ランニングの姿勢など講師の指導を受けながら、参加者は「ランニングのメッカ」大濠公園をジョギング。店舗スタッフと顔見知りになり、気軽に相談できる間柄になったと評判もいい。参加店同士はライバル関係でもあるが、割引特典が受けられる共通のスタンプカードを用意し、互いに送客し合うなど連帯感が高まっている。「サークル活動は販促や集客が目的ですが、顧客の声を直接聞ける貴重な場でもあります。参加者の輪を今後も広げていきたい」と常務取締役の平瀬豪宏氏は語る。

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