電車に乗る携帯端末利用者を狙う
4月15日から4週間、大日本印刷は、携帯端末向けの電子書籍サイト「まんがこっち」の広告に、JR山手線のつり革広告を使った。「空いた時間、サクッとスマホでおもしろく」という、まんがこっちのコンセプトと親和性の 高い「空き時間の多い空間」を選ぼうと「電車内」メディアに着目。より近い距離で訴求できるという理由でつり革広告にしたとのことだった。
つり革につかまると見えるのが「今すぐ、立ち読みしませんか。」というメッセージ。その場で、オンラインサイトへ誘導している。さらによく見ると、まんが風の吹き出しの中につり革ごとに異なるコピーが書かれている。偶然、人の頭上に「ニヤニヤ」と表示してあるのが見えたが、楽しいまんが的世界観を演出していた。
以前は電車内でまんが雑誌を読む人が多く見られたが、最近は少なくなっているように思える。携帯端末で見る電子コミックという形でその行動が復活するか注目だ。
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