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メディアの現場から

全国の漁港が登場、近隣の飲食店も魚好きディレクターが魅力を映し出す

須山 亮氏(BS朝日)

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

『魚が食べたい!~地魚さがして3000港~』DATA
放送局 BS朝日
放送曜日 水曜
時間 21時~21時54分
出演 山口智充(お魚見届け人)

『魚が食べたい!~地魚さがして3000港~』は、魚好きディレクターが日本全国の漁港を訪れ、地魚を食べ歩くドキュメントバラエティー。スタジオでは、毎週、MCとして山口智充がお魚見届け人の役割を果たす。

プロデューサーの須山亮氏は「日本周辺に生息する魚は約4400種あるといわれますが、豊洲に入荷する魚は百数十種類程度。地元でしか食べられない希少な魚を探したいというのが番組の始まったきっかけです」と話す。

取り上げる漁港は「魚や釣り好きの多い番組担当ディレクターのネットワークとリサーチによるものと、過去に取材した漁港・漁協や漁師さんから紹介してもらう場合の2種類あります」という。

2023年9月6日放送回では高知県室戸市の椎名漁港を取り上げた。この日は、固定給・定時制・社会保険完備の「サラリーマン漁師」が登場。漁港への出勤時、タイムカードを押す場面も撮影した。定置網漁で巨大キハダマグロを捕獲し、「旬の活魚鍋」を囲んでディレクターが漁師たちと朝食を楽しむ場面も伝えた。「海や漁の撮影シーンで一番苦労するのは天候です。撮影は一漁港ごと3~4日をかけますのでその中で何とか好天に恵まれるよう祈ります」と須山氏は話す。

タイムカードを押す「サラリーマン漁師」(2023年9月6日放送)...

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