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メディアの現場から

花のビジネス誌『フローリスト』業界情報や経営記事を届ける、その方針は?

誠文堂新光社『フローリスト』

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

『フローリスト』編集部 DATA

  • 部数:50000部
  • 創刊:1984年
  • 発行:奇数月8日発売(隔月刊)
  • 定価:1100円(税込)
  • 形態:AB判
  • 読者性別:
  • 読者年齢層:
  • 『フローリスト』は花店やフラワーデザイナーをはじめ、プロを目指す人、花を楽しむ人のための花のアートとビジネス情報誌。業界の最新情報を網羅し、活躍する人たちへのインタビューも行う。

    2023年2月号の特集は「お花屋さんのブランディング」。アパレル分野から進出した花店、父から息子への事業継承期にある店舗など事業形態の異なるさまざまなフラワーショップを取り上げ、各店のロゴや資材、ブランドストーリーを解説した。「花店もブランドを意識する時代です。2021年10月号でパッケージとラッピングを扱って以来、いつかやろうと心に決めていた特集でした」と『フローリスト』編集長の久保万紀恵氏は話す。

    同号の第二特集では、インスタ活用術を取り上げた。冒頭ではフォロワーの増え続けている2軒の花店をピックアップしてその使い方のモデルケースを示した。「インスタと花店の相性は抜群ですが、写真をうまく撮れないなどの悩みも多いので、基本的な操作法から解説しました」と久保氏は語る。また同じ号では同誌初の試みとして、人気フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュ氏がブーケを束ねる様子を収めた40秒ほどのスペシャルムービーを付すNFTデジタル特典もつけた。

    新たな試みの一方、2022年12月号では、半世紀前の1972年、当時の若いフラワーアーティストたちが新宿の厚生年金小ホールを借り切って催したフラワーショーについても振り返った。チケットは当時で5000円、現代で2万円以上の価値で700席が事前に完売。トリックを使った動く花や、傘を高く組み合わせたものに花を生けるなど前衛的な...

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