報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。
『魔改造の夜』DATA | |
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![]() 伊藤沙莉(俳優) 伊集院光(タレント) 長藤圭介(解説・東京大学大学院准教授) 矢野武(実況・フリーアナウンサー) 田中敦子(語り・声優) |
『魔改造の夜』はエンジニア3チームが玩具や日用家電を改造し、それを用いて達成できる速さや高さなどを競う技術開発エンタメ番組。
初回の2020年6月19日に放送したのが「トースター高跳び」。ポップアップトースターの中のパンをどれだけ高く飛ばせるかを競った。番組内では参加チームを「最高学府の頂点 T大」「下町工場の星 H野製作所」「自動車メーカーの巨人 T社」と紹介するものの、ナレーションやキャンパス風景、研究施設の地名などから、視聴者は、どの企業、大学なのか推察できる。
T大はトースターの外側に回転するアームを取り付けて回しパンを投げ飛ばす。H野製作所はトースターの上に仕立てた二つの巨大ローラーで飛び出たパンをはさみ真上に放る。T社はゴムチューブをパチンコの如く引っ張ってパンを飛ばす。それぞれアプローチは全く異なり、優勝したチームの記録はなんと9m95cmだった。
番組では一流のエンジニアたちが、パンを飛ばすためのアイデアを出し合いチームで挑戦し続ける様子が流れる。「魔改造期間の1カ月半、3チームにディレクターが各2名つきっきりで撮影します」と「魔改造倶楽部」を名乗る番組制作担当者は語る。
2020年6月26日放送の「ワンちゃん25m走」では、犬のおもちゃを改造して走る速さを競った。固唾を飲んでレースを見守るエンジニアたち。そこで生まれるドラマから、参加企業の社風や従業員の思いも透けて見えてくる。
反響は世代を問わず...