編集部では、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など15媒体の責任者に2023年注目のキーワードを調査。PR施策を考える上でメディア側の思考を押さえることは欠かせない。キーワードと自社との関連性を見出し、メディアが取り上げたくなる広報企画の切り口の参考にしてほしい。

❶ WWDJAPAN
❷ 2022年に反響のあった企画orコンテンツ
コンテンツ:「グッチ」クリエイティブ・ディレクターの退任記事
公開月:2022年11月24日
就任以来、「グッチ」の売り上げを3倍弱に押し上げたクリエイティブ・ディレクターの退任記事。「一人ひとりが持つ視点の違いにより、道が別れる時がある」という元来、多様性の価値を信じるデザイナーだからこそのコメントには大きな反響が寄せられた。
❸ 情報提供したいと考えている広報担当者に向け一言
意志あるキャンペーンビジュアルが秀逸
「ロエベ」のキャンペーンビジュアルにおける人選は、いつも独自性が表れている印象です。「こんな人に届けたい」の視点は忘れず、ただ主眼は「こうなりたい」と思えるバランス感覚が秀逸です。意志があるブランドだと感じています。
❹ 2023年注目のキーワード
1)コミュニティーとしてのメタバース本格活用
2)SNSを活用した地方逸材の活躍
3)タフな時代こその「愛」や「幸せ」「家族」という価値観
❺ 回答者プロフィール

INFASパブリケーションズ
「WWDJAPAN」編集長
村上要(むらかみ・かなめ)氏
「静岡新聞」社会部の事件記者を経て、ニューヨークの州立ファッション工科大学ファッション・コミュニケーション専攻。現地インターンなどを経て、INFASパブリケーションズ入社。2021年から現職。
❶ DIME
❷ 2022年に反響のあった企画orコンテンツ
コンテンツ:世界一やさしい!Web3の教科書
公開月:2022年12月号(10月13日発売)
2022年のバズワードとなったWeb3。最近は、暗号資産マーケットの暴落などを受け、懐疑的な意見を見かける機会も増えてきた。もはや知らないでは済まされないWeb3について一から解説した特集がわかりやすかったと読者から高い評価を獲得し、実売部数にも結果として表れた。
❸ 情報提供したいと考えている広報担当者に向け一言
サントリーの商品企画力に脱帽!
昨年、「翠ジンソーダ缶」や「ビアボール」など新機軸でお酒の楽しみ方を提案したサントリー。そのユニークな商品企画力は、メディアの関心も大きく惹きつけました。...