日本コカ・コーラ、新社屋からブランド資産を発信 「サステナビリティへの強い決意」示す
7月29日、日本コカ・コーラは渋谷区の新社屋でティム・ブレット社長による会見を開催。環境や社会と深く関わるサステナビリティ(持続可能性)への強いコミットを宣言している。同社の企業広報を統括する後藤由美副社長が考える、経営戦略における広報の役割とは。
企業価値を左右する「経営と広報」の一体化
IIJグループでは例年7月、都内で記者懇親会を開催している。経営陣とメディアの関係を深める場として2008年から実施しており、企画している広報部の狙い、そしてトップの考えとは。
日本の経営者はITへの理解力が不足しているんじゃないかと思うわけです。日本経済が世界に後れをとるのではという危機感をもっと持つべき」「ぜひメディアの皆さんには、再び日本がリーダーシップを発揮して、新しい技術を活用していくべきということを発信してほしい」─。
7月14日夜、パレスホテル(東京・千代田)でインターネットイニシアティブの広報部は「IIJグループ記者懇親会」を開催した。会の冒頭、鈴木幸一代表取締役会長兼CEOによる約20分の講演では、日本の経済成長とITの将来、インフラの課題について言及した。時には痛烈な批判もいとわず、歯に衣着せぬ物言いでなじみの記者らから笑いが起きる場面も。
広報部長の川上かをり氏によれば「トップのスピーチライターは不要。用意していても台本通りにはならないので(笑)、思うまま喋ってくださいとお願いしています。自社の事業だけでなく、ネット社会の本質や可能性、危険性を積極的に発信していくことが社会におけるIIJのミッション。経営陣も広報もその役割を理解しているので、メッセージは一貫していますね」。
同社にとって記者懇親会は2008年から続く、毎年恒例のイベントだ。その趣旨はメディアへの感謝を伝え、総勢十数人のグループ役員がホストとして記者と交流し、幅広く事業を知ってもらうこと。株主総会も終わり、春に異動した記者も落ち着くタイミングであることから7月に開催してきた。今回集まった記者は87人(2016年実績)で、IIJグループからは18人の役員のほか …