SNSユーザーの増加と炎上

『広報会議』(2012年5月号)特集「ソーシャル時代の情報流通代解剖」より。
2011年以降、TwitterやFacebookのユーザーが増えたことで、ソーシャルメディア上でネガティブ情報が一気に拡散する「ネット炎上」のリスクが広がっている。最近では2014年12月にまるか食品「ぺヤングソースやきそば」への虫混入問題が瞬く間にTwitter上で拡散され、販売休止となったことは記憶に新しい。
広報会議でも2012年前後から対応策について特集を組んできた。今回は、2015年1月号の企画「ソーシャルリスク 炎上対策の基本」をもとに、広報が実施すべき炎上対策を考えたい。
ネット告発対策の甘さ目立つ
まず、本誌で「ウェブリスク24時」を連載中の鶴野充茂氏は、近年のネット炎上の特徴についてこう解説する。
「2014年は情報発信のミスよりも …
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