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ASEANデジタル広報入門

イスラム教徒に向けたハラールPR 3つのポイント

アハマッド鹿野(アジアクリックシンガポール)

2015年末、10カ国の経済統合を控えるASEAN諸国。これまで各国のSNS普及状況や日系企業の事例を紹介したが、今回はインバウンドで注目が高まるハラールについて取り上げる。

インドネシアの人々は必ずしも、ハラールにこだわらない?

©tonyshoot/123RF.COM

「緩い」イスラム教徒が集まる

世界第4位、約2億4700万人の人口を誇るインドネシア共和国。その9割近くがイスラム教徒であり、イスラム教徒が一番多い国でもあります。しかし、中近東や隣国マレーシア、ブルネイ、その他のイスラム国家とは違い、かなり緩いイスラム教徒とされています。その要因のひとつとして、インドネシアに入った宗教の中で一番遅かったことも挙げられます。

現在のインドネシアの町を歩いていると、特に女性はイスラム教徒特有の全身を布で隠す衣装を身に着けている方が少なく、現代的な服装、Tシャツ、ミニスカート、Gパンなどの装いの方が多く見受けられます。なかには、厳格にイスラムの教えを守っている地域、人々もいますので、インドネシア人イスラムすべてが緩いとは言えませんが他国より緩いのは確かでしょう。

今回はそんなインドネシアイスラム教徒に対し、どのようにPRをすれば良いのか述べてみたいと思います ...

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