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「買い物の楽しさ」を最大化する店舗づくり

購買体験を社会課題解決に転換したルミネ 「エシカーニバル」仕掛け人に聞いた

渡名喜暁子氏(ルミネ)

ルミネは、従来のバーゲンとは一線を画した、「ルミネ・ニュウマン エシカーニバル(以下、エシカーニバル)」の実施を通じて、売り場に新しい方向性を示している。エシカル消費を意識した商品選定や販売方法に重点を置くことで、季節に合った商品を提案し、消費者にとって納得感のある買い物体験を提供するものだ。なぜ、ただ商品を提案するだけでなく、社会的意義を持った買い物体験を届けるのか。「エシカーニバル」を企画したルミネの渡名喜暁子氏に話を聞いた。

メインビジュアルには、ルミネのオリジナルキャラクター「ルミ姉」を活用。ルミ姉のキャラクターを通じて、親しみやすい形でエシカル消費を伝えることを目指した。

消費者の購買意識を再考させる「エシカーニバル」

2025年冬、ルミネは「エシカーニバル」を開催した。エシカーニバルとは、エシカルとカーニバルを組み合わせた造語のこと。同社は、セールによる大量生産や余剰在庫の廃棄に対する課題意識から、プロパー販売の強化を進めてきた。

さらに、昨今のサステナブル志向の高まりにより、納得感のある買い物を重視する消費者が増加。セール期でも単なる値引きではなく、…

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