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「買い物の楽しさ」を最大化する店舗づくり

レトルトカレーを本のように陳列 北野エースによる“攻め”の売り場づくり

富岡勇斗氏(北野エース)

食料品の高騰が続く中、「わざわざ訪れたい」と思わせる楽しい売り場づくりで、顧客を魅了している北野エース。レトルトカレーの箱を本棚に本が並んでいるように陳列する「カレーなる本棚」の実施など、単なる商品販売にとどまらない売り場戦略で差別化を図っている。本記事では北野エースの運営会社であるエースのバイヤー・富岡勇斗氏に、「カレーなる本棚」実施の裏側を聞いた。

「カレーなる本棚」が実際に展開されている様子。商品数の多さから、好きなカレーを見つけるまでは、まるで宝探しのような楽しさを体験できる。

まるで書店のようにカレーを並べている。陳列されているカレーの種類は店舗によって異なるが、展開店舗には約100~300種類を取り揃えている。

1962年に兵庫県で創業し、首都圏を中心に食料品専門店を展開する北野エース。高品質な商品とユニークなラインアップに加え、バイヤーがこだわって展開する厳選商品が人気だ。

個性的で多様なニーズに応える商品を展開する同店の中でも、近年好評を集めているのが、「カレーなる本棚」という取り組みだ。

これは、北野エースが生んだユニークなカレーの陳列方法。カレーの箱を本棚に並べるように…

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