若者たちを中心に行列をつくる人気の中華料理店が錦糸町にある。その店に注目が集まる理由は、食事の様子を真上から撮影できるユニークな体験が味わえることが理由のひとつだ。店の意図しない形で生まれたこの現象は、思わぬ集客効果を生み、売り上げの大幅な向上にもつながった。SNSでの話題化を経て、総料理長の西塚隼之介氏が目指す、これからの店づくりとは。

フーフー飯店
東京都墨田区錦糸4-1-7
JR錦糸町駅北口から徒歩1分
錦糸町に佇む「台湾の怪しげな屋台」
錦糸町駅から徒歩1分の場所に位置する中華料理店「フーフー飯店」。店舗のコンセプトは「台湾の怪しげな屋台」。異国情緒を感じさせるとともに、モダンな内装が特徴的だ。
西塚氏は店舗のコンセプトについて、「台湾の屋台の雰囲気を感じてほしい」と話す。「異国情緒あふれるデザインにして、どこか懐かしい感じを出しつつ、居心地のよい空間をつくりたいと思っています」(西塚氏)。
ターゲット層は主に20~30代の女性で、思わず写真に収めたくなる店内デザインと雰囲気が、店舗の魅力のひとつにもなっている。
店内にはカウンター席やボックス席があり、個人客からグループ客まで幅広いニーズに対応。ランチタイムを中心に店内は常に賑わいを見せ、近隣のオフィスワーカーがランチを楽しむ光景も見られる。…
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