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「買い物の楽しさ」を最大化する店舗づくり

3COINSの4週間MDが実現する 「常に新鮮な売り場」とは

肥後俊樹氏(パル)

1994年、大阪梅田・茶屋町地区に1号店をオープンした3COINS。約10坪の路面店から始まった同ブランドの誕生から約30年。今や47都道府県への出店を達成し、店舗数は340店舗を構える人気ブランドだ。多くの雑貨アイテムが並ぶ店舗で、目指すのは「いつも新しい発見がある」こと。“新発見”を提供できる背景には、アパレル事業で培った4週間MDで実現する独自の商品入れ替え体制があった。

低価格商品で高い人気を誇る3COINSだが、2024年9月に展開を開始したメンズラインでは、カセットプレーヤーが5500円、骨伝導イヤホンは9900円など、高価格帯のラインアップも充実させている。

50以上のブランドを運営するパルグループホールディングス。その中でも、2023年度の売上高が630億に達するなど、順調な成長を遂げているのが雑貨ブランドの3COINSだ。

店舗数は全国で340店を超え、同時にEC売上も好調。店舗では、消費者のニーズに応じた定期的な新商品の投入が功を奏し、幅広い分野の雑貨販売が好調を支えている。

生活雑貨やアクセサリー、キッチン用品にとどまらず、最近ではメンズラインの開発や、キャラクターとのコラボ商品も次々に展開。消費者の購買欲を刺激する多彩な商品ラインアップが売り場を盛り上げている。

3COINSが考える「楽しい売り場」のつくり方

3COINSでは、常に新しい商品が並び、来店者は店舗に訪れるたびに...

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