販売促進の専門メディア

           

アクティベーションツール

子どもの視点で楽しい買い物体験

向坂文宏(桜美林大学)

販促に欠かせないツール・手法ごとに毎号、活用アイデアが抜きんでた例を紹介。各領域の“目利き”である専門家が選んだ事例と分析を、次なる企画のヒントに。

    POP

    日本コカ・コーラ ミニカン コロコロの木

幼い頃、買い物の終わりに、たまにお菓子を買ってもらうことが楽しみだった。

大人しく買い物へ付いてきたことへのご褒美だったのだろう。

ひと通りの食材を選んだあとで、好きなお菓子も選ばせてくれるのだ。当時からスーパーマーケットの導線は良くできていたもので、買い物の最後にお菓子コーナーが登場するようになっており、それを楽しみにいつものお店へ付いていったものだ。

最近のお菓子売り場では、子どもたちが少しでもお菓子選びを楽しめるよう工夫されている例を見かける。

小さな子どもでも自分で手に取れるように什器の最下段へ色々なお菓子を並べたり、各種あるお菓子のおまけを子どもの目線の高さへ展示したり、売り場全体を縁日の屋台のように演出したりとさまざまだ。

子どもと同じ目線の高さからお菓子売り場を眺めてみると、大人の目線とでは全く違う風景であることに気づく。

そんなお菓子売り場の入り口に、子どもであれば思わず駆け寄ってみたくなるだろう魅力的なベンダーマシンが置かれていた。

あと62%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

アクティベーションツール の記事一覧

冬が来れば毎年会えるメルティーキッス
子どもの視点で楽しい買い物体験(この記事です)
OOHならではの企画の肝とは?
「イマーシブ」は2024年のトレンドとなるか?
「買い物」を文化へと昇華させた体験
店舗での体験を自宅へ「持ち帰る」感覚
駅のポスターで謎解き
商品が美しければパッケージは簡素化できる
応援広告のシン形態
先進の売り場の中の、昭和レトロな世界観
人類の「ギフト」体験は、進化しているか?
花火も美しいパッケージ
習慣を変える朝活体験コミュニティ
場所の特性を活かして世論を巻き込む
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する