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アクティベーションツール

駅のポスターで謎解き

平井健一郎(unerry)

販促に欠かせないツール・手法ごとに毎号、活用アイデアが抜きんでた例を紹介。各領域の“目利き”である専門家が選んだ事例と分析を、次なる企画のヒントに。

    OOH

    KADOKAWA/鴨之橋ロンの禁断推理 ほか

広告が「何人の人に見られたか」を定量的に評価することは、昨今ではWeb広告だけでなくOOH広告においても人流データ等を活用した推計値を算出することで当たり前にできるようになった。その上で、今後は「どのくらい長い時間オーディエンスの興味を惹きつけたか」といった、広告接触の質を評価するニーズも高まってくる。その際に、メディアパワーだけでなく、いかに生活者の意識を留まらせるかのコンテンツも重要な要素となる。

そのような表現手法のひとつとして「謎解き」が挙げられるだろう。バラエティを始めとしたテレビ番組でもクイズタレントの披露する謎解きコーナーがあったり、「リアル脱出ゲーム」を始めとした謎解きイベントが依然として人気を維持し続けていたりする。今月はそんな「謎解き」がOOH広告で活用された事例を2つ紹介したい。

「?」に当てはまる言葉を答えよ。

1つ目は、渋谷駅に掲出された人気ミステリー漫画「鴨之橋ロンの禁断推理」のアニメ放映告知広告で、大きなポスター内に謎が描かれている。3色で塗られた「赤青黄」の文字が目を引き、「?」が何かを推理することで重要なキーワードが分かるというもの。矢印の先の漢字や単語の並びから、法則性や規則性を導き出させといったところだろうか? 探偵が主人公のアニメというだけあって、ポスター内の…

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