販売促進の専門メディア

           

アクティベーションツール

「イマーシブ」は2024年のトレンドとなるか?

島袋孝一(J.フロント リテイリング)

販促に欠かせないツール・手法ごとに毎号、活用アイデアが抜きんでた例を紹介。各領域の“目利き”である専門家が選んだ事例と分析を、次なる企画のヒントに。

    EXPERIENCE

    森ビル/TOKYO NODE GALLERY「Syn」

「イマーシブ(immersive)」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?和訳すると「没入感」などと表現されます。宣伝会議デジタルマガジンで、この10年くらいの過去記事を検索すると現時点(2023年11月8日)では、このキーワードでヒットする記事は23件しかありません。しかし、2023年10月、森岡毅氏が代表を務めるマーケティングカンパニー「刀」が、お台場ヴィーナスフォート跡地に2024年春「イマーシブ・フォート東京」を開業することを発表。界隈の注目度が高まりそうです。

従来までは「没入型」施設といえば、大型テーマパークや地方観光施設でした。しかし今回、森ビルは、虎ノ門ヒルズという都心一等地にその空間をつくり上げました。虎ノ門ヒルズステーションタワーの45階に開業した「TOKYO NODE GALLERY」です。同施設のこけら落とし公演として10月6日から38日間開催していた公演「Syn:身体感覚の新たな地平」に、私も足を運んできました。

制作は「Perfume」のプロデュースでもおなじみのRhizomatiksとELEVENPLAY。

観客も演者の一員に

企画概要には「総面積約1500平米ものTOKYO NODEの巨大展示空間の精巧な舞台美術の世界に...

あと57%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

アクティベーションツール の記事一覧

冬が来れば毎年会えるメルティーキッス
子どもの視点で楽しい買い物体験
OOHならではの企画の肝とは?
「イマーシブ」は2024年のトレンドとなるか?(この記事です)
「買い物」を文化へと昇華させた体験
店舗での体験を自宅へ「持ち帰る」感覚
駅のポスターで謎解き
商品が美しければパッケージは簡素化できる
応援広告のシン形態
先進の売り場の中の、昭和レトロな世界観
人類の「ギフト」体験は、進化しているか?
花火も美しいパッケージ
習慣を変える朝活体験コミュニティ
場所の特性を活かして世論を巻き込む
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する