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アクティベーションツール

店舗での体験を自宅へ「持ち帰る」感覚

向坂文宏(桜美林大学)

販促に欠かせないツール・手法ごとに毎号、活用アイデアが抜きんでた例を紹介。各領域の“目利き”である専門家が選んだ事例と分析を、次なる企画のヒントに。

    POP

    増永眼鏡/ZEISS Virtual Try-on

アメリカの百貨店メイシーズが2011年に「オムニチャネル宣言」を発表してから12年が経ち、今ではリアル店舗やECサイトなどチャネルの違いを意識させない様々な買い物体験が可能となった。特に人との接触が敬遠されたコロナ禍では、スマホを介したVRメイクなどの商品体験や、自宅でもリアル店舗と同様に販売員の説明を聞ける遠隔接客など、多くの意欲的なデジタル施策が実施された。しかしコロナ禍が明け、再びリアル店舗へ客足が戻ると、やはりリアルな場ならではの五感を通した商品やブランド体験を充実させるためだろうか、新たなデジタル施策の登場は少し落ち着いた様子だ。

とはいえ、我々の生活の中でのデジタル環境は日々進化を続けており、今後もより良いオムニチャネル環境実現のための挑戦は続くだろう。今回は、そんな少し先の未来を見据えた買い物体験を提供していた試みを紹介する。

巨大スキャナー。

実際に作成した著者のアバター。

俯瞰的な試着体験

増永眼鏡の…

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