SNSで購買意欲を喚起するための「情報との出会い方」という演出
SNSは生活者にとって様々な情報に触れる接点であり、それと同時にショッピングを楽しむ購買の場にもなってきている。では「買いたくなる」情報とそうでない情報にはどのような違いがあるのか。本稿では、担当者がSNSを運用する際のポイントについて3つの出会い方ごとに解説する。
SNSで「買いたい」をつくる方法
新商品の発売に際して、テレビCMや屋外広告などのマスメディアだけでなく、SNS上でのキャンペーンを行う企業や店舗も増えている。多くの投稿がある中で、こういったプロモーションツイートはどうすれば消費者に届くのだろうか。
ギョーザ【味の素冷凍食品】は味の素冷凍食品が運用している、ギョーザ専用のTwitterアカウント。味の素冷凍食品といえば、「冷凍餃子が張り付いてしまうフライパン」を回収し、その原因を研究したことでも話題になった。
同社はブランドごとにSNSを運用し、消費者と積極的なコミュニケーションを行っている。そんな同社が「SNSで買いたいをつくるために」注力していることとはどのようなことなのだろうか。
「すべてのツイートを売上につなげようとは考えておらず、基本的に自社ブランドの話題性拡大やお客さまとのコミュニケーションを主軸としています。自社製品への声を聞いてお客さまが本当に求めていることと、自分たちの戦略のギャップに気づくことが...