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【5G】
遠隔操作するクルマに5Gで広告配信「サッポロファクトリー」で実証実験

サッポロ不動産開発は1月22、23の両日、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモらと共同で、複合商業施設「サッポロファクトリー」（札幌市）で、5G（第5世代移動通信方式）を活用し、遠隔運転で走る車両へ広告動画を配信する実証実験を行った。車両は、ソニーが開発した「SC-1」で、デジタルサイネージを搭載している。

実験当日は、「サッポロファクトリー」に一時的に5Gの基地局を設け、本格稼働前の試験的なサービス提供を実施。「サッポロファクトリー」内のテナント店舗の広告映像などを、施設地下1階アトリウムを回遊する「SC-1」へリアルタイム配信した。「SC-1」は、東京都内で開催したイベント「DOCOMO Open House 2020」の会場となった「東京ビックサイト」から遠隔操作。

また、NTTコミュニケーションズの技術を用い、施設内のビーコン（発信器）から得た来場者の匿名位置情報を基に、人の流れを解析し、来館者の行動を分析した。また、広告を見た人の来店率などから、広告効果を測定した。3社は今後、「サッポロファクトリー」をはじめとした全国の複合商業施設や、テーマパークなどでの広告配信サービスの事業化を検討する。デジタルサイネージへの広告配信とAI（人工知能）技術を組み合わせ、効果的な広告配信の展開も探るという。