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【組織改編】
電通、新体制で五十嵐氏が社長に アンドレー氏も代表取締役
電通は11月14日、2020年1月1日付で事業会社としての機能を引き継ぐ「株式会社電通」の経営陣を発表した。代表取締役社長執行役員に五十嵐博氏(現・電通取締役執行役員)が就任する。また、代表取締役副社長執行役員に遠谷信幸氏(現・電通代表取締役執行役員)、代表取締役執行役員・社長補佐に髙田佳夫氏(同)、取締役副社長執行役員に榑谷典洋氏(現・電通執行役員)が就く。
純粋持株会社体制へ移行する「株式会社電通グループ」は、代表取締役社長執行役員を山本敏博氏(現・電通代表取締役社長執行役員)が就任。また、代表取締役副社長執行役員に、桜井俊氏(現・電通取締役執行役員)、ティム・アンドレー氏(同)。櫻井氏はアイドルグループ「嵐」の櫻井翔氏の父で、元総務次官。アンドレー氏は、電通の海外本社である電通イージス・ネットワークの取締役会議長で最高経営責任者(CEO)でもある。
電通グループ内には、社内カンパニーとして、「電通ジャパン・ネットワーク(電通JN)」を設置する。同カンパニーは、国内の事業グループ116社に対して、組織の壁を超えた柔軟なチームづくり、主たる事業の拡張、新規事業開発などのための環境整備やサポート体制づくりを担う。電通JNの社長執行役員兼CEOは、五十嵐氏が務める。
高い専門性を持つ人材を処遇するエグゼクティブ・プロフェッショナル(EP)制度は、事業継承後の電通でも実施する。EPには、執行役員相当かそれ以上の立場や環境を提供し、成果の拡大を図る。
2020年度のEPは次のとおり(かっこ内は11月14日時点の現職、所属は全員、電通)。シニア・プライム・エグゼクティブ・プロフェッショナル(SPEP)は、中村潔氏(執行役員・特命補佐、SPEP)、澤本嘉光氏(CDC、SPEP)、古川裕也氏(CDC、プライム・エグゼクティブ・プロフェッショナル〈PEP〉)。PEPは、吉崎圭一氏(執行役員、PEP) …