ヨドバシカメラでの、パナソニック「RULO」の展示台。日本製であることが分かりやすく表現されたデザイン。
分かりやすい告知は店頭ツール最大の武器である。プロクター・アンド・ギャンブル社の提唱する「FMOT(First Moment of Truth)」に言われるように店頭では3~7秒で商品の魅力が伝わらなければ顧客は素通りしてしまう。
店頭ツールの告知の分かりやすさは、グラフィックやコピーといった平面的な要素だけでなく、構造や素材感といった様々な要素が組み合わさることで実現できる。また顧客にとっては商品が陳列された時の全体の世界観なども大きな判断材料となる。店頭ツールは、告知内容という「ソフト的要素」と、構造、素材といった「ハード的要素」が組み合わさることで強い訴求力が発揮できる手法である。
こうした特性を非常に分かりやすく活用し、顧客へ明快に商品紹介を行っていた店頭ツールを、訪日客で賑わう売り場で見つけた。パナソニックのロボット掃除機「RULO(海外仕様品)」の展示台だ。商品は日本では珍しい金色の筐体のロボット掃除機である。この商品の店頭での一番の売りは日本製品というブランドであった。日本製品を日本で購入することを …
あと58%