企業や商品、ブランドにとって周年記念は大きな節目。顧客との関係を強化し、売り上げアップやブランディングにつなげるチャンスでもある。ここでは周年をきっかけとしたプロモーション手法を紹介する。
宣伝会議が発行する『宣伝会議』はおかげさまで2014年4月に創刊60周年を迎えます。当誌『販促会議』は、『宣伝会議』増刊号として第1号の発行が始まり、2014年12月には通巻200号を迎えようとしております。これもひとえに読者の皆さま方のおかげと、編集部一同深く感謝しております。
本特集では、読者の皆さまからお問い合わせをいただくことも多い、「周年プロモーション」の事例について紹介し、その手法をレポートします。
ブランドの歴史をどう生かすか?
各事例について、周年の節目にどのようなメッセージを打ち出したのか、施策のスケジュールや、効果、部門間の連携をどのようにとったのかなどに迫ります。
サンリオ SANRIO HELLO KITTY 40TH ANNIVERSARY
サンリオは、「ハローキティ」40周年を迎え、世界中の「たくさんの愛」への感謝を込めて、「ARIGATO HUG YOU♡」を共有コンセプトに、記念事業を実施している。
イベント
キックオフイベントでは1000人HUGにチャレンジ
投票イベント「2013年サンリオキャラクター大賞」で1位を獲得したハローキティが「1位になった時の公約」として掲げていたのがHUGすること。公約の実現となった。
「HUGして“ぎゅっ”」
2013年11月〜
ハローキティの誕生日11月1日にサンリオピューロランドで行った「ハローキティが1000人HUGにチャレンジ」を皮切りにスタート。全国、海外への訪問が継続中。
ハローキティ40周年シンボルデザイン。「ありがとう」と相手を想う気持ちと、「ぎゅっ」と抱きしめる心の触れ合いを表現している。さまざまなコンテンツに使用。
40周年特設サイトの「HUGして“ぎゅっ”」イベント紹介ページ。スケジュールやレポートを掲載するほか、「お願いキティちゃん」コーナーでは、HUGしに来てほしい場所や、HUGしてほしい著名人などの投稿を紹介している。