企業や商品、ブランドにとって周年記念は大きな節目。顧客との関係を強化し、売り上げアップやブランディングにつなげるチャンスでもある。ここでは周年をきっかけとしたプロモーション手法を紹介する。
宣伝会議が発行する『宣伝会議』はおかげさまで2014年4月に創刊60周年を迎えます。当誌『販促会議』は、『宣伝会議』増刊号として第1号の発行が始まり、2014年12月には通巻200号を迎えようとしております。これもひとえに読者の皆さま方のおかげと、編集部一同深く感謝しております。
本特集では、読者の皆さまからお問い合わせをいただくことも多い、「周年プロモーション」の事例について紹介し、その手法をレポートします。
ブランドの歴史をどう生かすか?
各事例について、周年の節目にどのようなメッセージを打ち出したのか、施策のスケジュールや、効果、部門間の連携をどのようにとったのかなどに迫ります。
日産自動車
80 years of moving people NISSAN MOTOR CORPORATION
日本で現存最古の自動車メーカー・日産自動車が2013年12月に創業80周年を迎えた。「誇るべき内容の歴史がある」という強みを全ステークホルダーに向け発信する活動を行った。
イベント
創業の街・横浜で、80年のありがとうを乗せ、時代を語る日産車が走行!
日産のグローバル本社ギャラリー前から出走。ダットサン「ブルーバード」や「サニー」、「セドリック」、「シルビア」、「グロリア」、「スカイラインGT-R」ほか多種の車種が参加。ギャラリーには1万3000人以上(年度第3位の集客)が来場した。
日産80thアニバーサリー ヘリテージ・カー・パレード in Yokohama
2013年12月23日
さまざまな年代を代表する日産のへリテージ・カーが全国より100台以上集結。山下公園、馬車道など名所を巡り約10キロの一般道を疾駆した。
特設会場に車が集合。会場内では日産所蔵のヘリテージ・カーのデモ走行も実施した。
パレードの先陣をきったのは参加車のうちの最古産車
1935年製造の「ダットサン14型フェートン」オーナーは徳島県より愛車とともに駆けつけた。