企業や商品、ブランドにとって周年記念は大きな節目。顧客との関係を強化し、売り上げアップやブランディングにつなげるチャンスでもある。ここでは周年をきっかけとしたプロモーション手法を紹介する。
宣伝会議が発行する『宣伝会議』はおかげさまで2014年4月に創刊60周年を迎えます。当誌『販促会議』は、『宣伝会議』増刊号として第1号の発行が始まり、2014年12月には通巻200号を迎えようとしております。これもひとえに読者の皆さま方のおかげと、編集部一同深く感謝しております。
本特集では、読者の皆さまからお問い合わせをいただくことも多い、「周年プロモーション」の事例について紹介し、その手法をレポートします。
ブランドの歴史をどう生かすか?
各事例について、周年の節目にどのようなメッセージを打ち出したのか、施策のスケジュールや、効果、部門間の連携をどのようにとったのかなどに迫ります。
資生堂 10th Anniversary MAJOLICA MAJORCA
資生堂はメーキャップブランド「マジョリカ マジョルカ」の誕生10周年を2013年に迎え、独特の世界観を味わえる展覧会を開催。バーチャル体験できるサイトも公開した。
イベント
「このブランドを好きでいてよかった」ファンも展覧会を満喫

記念展の中の「おとぎのクローゼット」には、過去に広告で使用された衣装が並び、撮影時に使用した小物雑貨も集められた。バーチャルサイトにも掲載。
マジョリカ マジョルカ 10周年記念展 MAJOLICASTLE
2013年11月1日〜11日
発売時からの商品のほか、プロモーションビジュアルなどを公開した展覧会。来場者からは「このブランドを好きでいてよかった」などの声が届いた。

プロジェクションマッピング体験
美の女神が魔法をかけ商品をつくる「美の儀式」をプロジェクションマッピングで楽しめた。サイトでも公開。

記念展の告知ビジュアル。渋谷での開催だったため、地方でも開催してほしいなどの声が寄せられた。「NAVERまとめ」でも取り上げられ、話題を醸成した。