自己肯定感を高める学習参考書が大ヒット 小学生とシニアのニーズに思わぬ共通点
小学3年生をメインターゲットに企画・制作されたダイヤモンド社の学習参考書『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』。シリーズ累計68万部を超えるヒットを支えたのは、実はシニア層だったという。小学生向けの学習参考書がシニアに響いたのはなぜか。ダイヤモンド社 担当編集者の吉田瑞希氏に話を聞いた。
100兆円を超える規模とも言われる国内のシニアマーケット。もはや3人にひとりが高齢者の今の環境では、あえて「シニア向け」と銘打たなくとも、多種多様な企業の商品の主要な対象顧客にシニア世代が含まれています。日本国内でビジネスをしていくうえでは、「シニア世代」のインサイトを捉えることは、もはや必須といえるのではないでしょうか。しかし、世代論が通用しなくなってきたと言われる今、「シニア世代の特性」をわかりやすく提示するのは難しいのも事実です。一方で加齢に伴う、身体の変化などもあり、シニア世代だからこその行動や意識の特性は現在も存在します。そんな難しいシニアマーケットにおいて、実際に成功している企業・商品の事例からポイントを読み解いていきます。
小学3年生をメインターゲットに企画・制作されたダイヤモンド社の学習参考書『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』。シリーズ累計68万部を超えるヒットを支えたのは、実はシニア層だったという。小学生向けの学習参考書がシニアに響いたのはなぜか。ダイヤモンド社 担当編集者の吉田瑞希氏に話を聞いた。
破竹の勢いで店舗数の拡大と会員数の獲得を続ける「chocoZAP(チョコザップ)」。“着替えのいらないフィットネスジム”として、運動とは縁遠かったシニア層にも着実に浸透しつつあるという。同サービスを展開するRIZAPは、シニア層特有のハードルをどのように乗り越えたのか。RIZAPグループ 広報の小林大氏に話を聞いた。