デジタルとアナログの最適バランスを導き出すのは顧客中心のシナリオ
デジタル活用の重要性が叫ばれる中、逆にデジタルを偏重しすぎて、成果が頭打ちになっている現状が生まれています。デジタル一辺倒ではない、これからのマーケティングのあるべき姿とは。Eメールなどのデジタルチャネルと、DMを組み合わせた施策の効果を検証する「フルチャネルコミュニケーションプロジェクト」を推進する、日本郵便 郵便・物流営業部 担当部長 鈴木睦夫氏に聞きました。
デジタルマーケティングの推進は、多くの企業にとって重要なミッションです。しかし、消費者の日々の行動はオンライン/オフラインを自由に行き来するのが当たり前で、企業・ブランドとの接点もマス・デジタル・リアルと多様です。こうした中、「デジタル施策だけでは、企業・ブランドの成長はやがて頭打ちになるのではないか」という問題意識が、デジタルマーケターの方々から聞かれるようになりました。
テクノロジーが急速に進化している今だからこそ、デジタルとアナログを最適なバランスで掛け合わせた戦略の構築、施策の実行が求められています。すでに実践しているマーケターや、そうしたマーケターとともにマーケティングROIの最大化に取り組む支援企業のキーマンに、考え方や最新の取り組みを聞きました。