特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」
「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されて10年。和食は世界でさらなる注目を集めている。本展では、そんな和食をバラエティ豊かな標本や資料とともに、科学や歴史などの多角的な視点から紹介する。日本列島の自然が育んだ多様な食材や、人々の知恵や工夫が生み出した技術、そして歴史的変遷や未来の姿などを切り口に、意外と知らない和食の魅力に迫る。2020年に開催が予定されていたものの、新型コロナウイルスの影響で中止となった展覧会を、満を持して開催。
国立科学博物館
開催中、2024年2月25日まで
月曜、12月28日~ 2024年1月1日、1月9日、2月
13日休館(12月25日、1月8日、2月12・19日は開館)
お問い合わせ→ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
Au Passage ( オ パサージュ)4人の個展― 競馬場のパサージュにて
エリザベス女王杯やマイルチャンピオンシップが開催され、競馬が一層盛り上がる秋。2020年以降、整備工事を進め2023年4月にグランドオープンしたJRA 京都競馬場で、これまでにない美術展が開催される。同じく2023年10月にキャンパスが全面移転した京都市立芸術大学との共催によるもので、芸術と競馬をかけ合わせた表現が一堂に会する。京都を代表する4人の芸術家、西野陽一・森村泰昌・八木明・山本容子による「馬」をテーマとした作品が展示され、絵画のみならず、陶芸作品まで楽しめる充実した展覧会。
JRA 京都競馬場 ステーションサイド3 階展示コーナー
11月4日~ 26日
平日休館(土日のみ開催)
お問い合わせ→ 075-631-3131
あそべる図書館 Speculative Library
近年、生活におけるアートの「価値」について議論し、「学びの場」としてのアートセンターの可能性を探求する試みを展開している山口情報芸術センター[ YCAM]。その一環として2021年には、インドネシアを拠点とするアーティスト・コレクティブであるセラムの展覧会などを開催してきた。本展はこれまでの試みを発展させたもので、世界中から多様な知識やアイデアを集め、知恵を生み出すプラットフォーム=Library(図書館)としても機能する。会場となるホワイエに設置された大型のドームを起点に、来場者の知識、アイデア、思い出を引き出し、保管・交換する7 つのプログラムを常時展開するほか、国内外の識者、専門家によるトークイベントやワークショップを多数実施する。
山口情報芸術センター[YCAM]
開催中、2024年2月25日まで
火曜、12月29日~ 2024年1月3日休館
お問い合わせ→ 083-901-2222
生誕140年 ユトリロ展
20世紀前半に活躍し、哀愁漂うパリの風景を描いた画家として知られるモーリス・ユトリロ(1883-1955)。アルコール依存症の治療のために始めた絵画制作でその才能を開花させた彼は、1928年にはレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章を受章し、エコール・ド・パリの代表的な画家のひとりとなっている。ユトリロの生誕140年を記念して開催される本展では、白壁の描写が特徴的な「白の時代」の作品を中心に彼の作品を追う。初期の「モンマニーの時代」や1915年以降の色使い豊かな「色彩の時代」、晩年までの作品を含めて、ユトリロの世界を満喫できる。
美術館「えき」KYOTO
11月3日~ 12月25日
会期中無休
お問い合わせ→ 075-352-1111
AOYAMACREATORS STOCK 22 田中千絵“stencil(ステンシル)” 展
紙の専門商社である竹尾のショールーム「青山見本帖」で展開する、グラフィックデザイナーの個展シリーズ「AOYAMA CREATORS STOCK」。22 回目となる今回は…